精神 ・・・「ゴスロリとは」
ゴシック・ロリータは基本的にはファッションです.
しかし,一ファッションとして片付けるには,あまりに異質です.
また,起源も諸説あり,着る方々の考え方も様々です.
それ故,「私もやってみたい」と漠然と思う方がいたとしても,何を知れば良いか,どんな服があるのか,または,何が正しいのか,何をやってはいけないのか・・・
そういった疑問は尽きないことでしょう.
ここでは,そんな初心者さんを主な対象として,「ゴスロリとは?」「初めてのゴスロリ」といったテーマで少し私なりに論述をし,参考URLのご紹介などを致します.
第一章:ゴシックロリータとは?
まず,言葉ですが,「ゴシック&ロリータ」,「ゴシックロリータ」,「ゴスロリ」,これらは言い方の違いであって,同じものと言えるでしょう.
これらは,「ゴシック」と「ロリータ」が合わさった造語ですが,「ゴシック」や「ロリータ」とは似て非なるものです.
「ゴシック」または「ロリータ」は,ファッションとして確立されたものです.
まずその二つを簡単に説明しますと,下記のとおりです.
- 「ゴシック」ファッション
- ボンデージ服,拘束服などのハードな装いや,死や悪魔を思い起こさせるような退廃的なデザイン,白塗りメイクなどで表現される.
- 「ロリータ」ファッション
- フリルやレースをあしらった少女趣味的なデザインが主流で,パニエでスカートにボリュームを持たせ,ヘッドドレスを纏い,色は純白やピンクを用いるなど,ヨーロッパの貴族やお姫様のドレスを彷彿とさせるもの.
それぞれの語源や特徴について更に詳しく知りたい方は,Wikipediaの[ゴシック],[ロリータ] を参照されると良いでしょう.
この二つの言葉が連なり,一つのファッション,もしくは様式と見なされるようになった理由は,これも諸説あります.
バンドのおっかけから発生した説,ブランド主導で発生した説,などです.
ファッションの特徴としては,ゴシックやロリータよりも自由度は高いですが,私は下記のように解釈しています.
- 「ゴシックロリータ」ファッション
- フリル・レースなどのロリータ服に見られるシンボルを有し,かつ,退廃的モチーフやパンクアイテムを合わせる,ダークな色調とするなどゴシック的な要素を取り入れたもの.
ここまで読んでいただいて,自分がやりたいのは「ゴスロリ」ではなく「ロリータ」だと気づかれた方や,逆に「ゴシック」だと気づかれた方もいらっしゃるかもしれません.
それらのどちらかに収まることができれば,あえてゴスロリである必要は無いのです.
一方,ゴスロリは曖昧で,誰にも定義できません.
すなわち自分の解釈次第であり,それ故,最低限の形式から外れていなければ,誰にでもオリジナルな「ゴスロリ」スタイルを確立することができるのです.
第二章:初めてのゴスロリ
第一節:なぜ事前知識が必要か?
一章でゴスロリの定義的な部分を記述しましたが,結局はファッションですから,成り立ちなどについての歴史的な知識は興味のある方だけ知れば良いのです.
しかしながら,着こなしやマナーなど,ゴシックロリータであるための最低限の知識は身につけるべきと私は考えています.
なぜなら,初心者さんが悪気も無くやってしまったことが,粛々とロリータもしくはゴスロリの美を長く追求している人(以下"玄人ロリータ")にとって迷惑なことだったりすることもあるからです.
世間一般から見れば,ゴシックとロリータの区別はついても,ゴスロリとロリータ,もしくはゴシックとゴスロリは区別がつかない場合が多いです.
それだけならまだ良いのですが,オタク文化がメジャーとなった今,性的対象の意味合いが強いメイドコスプレなどと混同されることもあります.
コスプレとゴスロリはまったく違うものですから,玄人ロリータの中にはその混同を極端に嫌う方もいるのです.
しかし,初心者さんが選ぶアイテムや素材,考え方によっては,コスプレに近い状態になってしまうこともあります.
そうなると世間的にその境界がますます曖昧になり,一緒くたにされてしまいます.
自分の服にプライドを持ち,高貴でありたい玄人ロリータにとっては,それは望まないことである場合が多いのです.
概しては,オタクに「萌え〜」という目で見られたくはなく,似た美意識を持つ人に「素敵!」と思って見られたいのです.
第三節:どこから始めるか?
漠然とやってみたいと思っても,何から手をつけていいか悩むかもしれません.
しかし,やりたいと思ったからには,何かから刺激を受けているはずです.
それは友達だったり,雑誌だったり,街のショーウィンドウだったり,好きなタレントだったりするかもしれません.
とりあえずそれらを目安に,自分はこうなりたいというイメージを見つけるのが第一歩と思います.
ご参考 =>「あなたがゴシックロリータをはじめるにあたり影響されたものは?」
もし,目標のイメージを持つことが難しければ,雑誌やウェブサイトで,いろんなブランド服を見てみることも良いでしょう.
一章で説明したジャンルについては気にせず,いろんなブランドを見てみるのが良いでしょう.
ご参考 =>【店舗】>>メジャーブランド,ゴシック&ロリータバイブル ,ゴシック・ロリータ&パンク ブランドBOOK
第四節:イメージを持てたなら
さて,目指したい路線がだいたい決まりましたら,いよいよお洋服の購入になるのですが,有名ブランドでの全身コーディネートを想定するのならば,その値段は10万円を優に超えてしまいます.
ましてや中学生や高校生であれば,そんなお金はあろうはずもありません.
そんな場合は,次の手段があるでしょう.
- A.憧れのブランドのアイテムを少しずつ揃える
-
この方法では,どれを先に揃えていくべきかという問題に直面します.
アイテムがゴスロリ然,もしくはロリータ然としていればいるほど,他のカジュアルブランドに合わせてコーディネートするのは難しいと言え,ともすればアンバランスになってしまいます.
そのような状態ではせっかくのお気に入りアイテムも,宝の持ち腐れ状態になってしまいます.
したがいまして,ある程度揃うまでは外で着ないという選択肢もあります.
とはいえ,早く外で着たいでしょうし,揃えている途中で型が古くなってしまったり,自分の好みが変わってしまったりなどすると悲しいことになってしまいます.
下記をご参考に,何を先に買うべきかは慎重になったほうが良いでしょう.
ご参考 =>初めて買ったアイテムは?
ご参考 =>初めてゴスロリ服を買うときに何を買ったら良い? - B.とりあえず他の安価なブランドで揃えてみる
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Aの方法ではもどかしい方にお勧めです.
ゴシック・ロリータブランドの中にも,比較的価格の安いブランドもあります.
特にネット通販を主としているところでは,価格が比較しやすく,セール情報もつかみやすいです.
とりあえずそういったメーカーの中で自分のイメージに近いものを選び,ほぼ全身購入してしまうのも手です.
しかしながら,安いとは言っても全身揃えるとけっこうなお値段になりますから,後でもっと高級なブランドの服を買ったときにでも使えるよう,シンプルでスタンダードなデザインのものを選ぶのが筋の良い方法です.
玄人さんでも,パニエなどのインナー系だけは安いもので間に合わせるといった方もいます.
とはいえ,やはり価格の安いものには落とし穴がある場合があります.
素材がチープでまるでコスプレ衣装のようであったり,デザインが他のブランドの模倣だったりして,玄人さんから哀れみの目で見られたりなんてこともあるかもしれません.
従いまして,買わなくてもできるだけいろんなお店に足を運んだり,ネットで情報を収集するなりして,「安くても良いもの」を見抜く力を鍛えましょう.
ご参考 =>【 店舗 】 >> ネットショップ
ご参考 =>【 店舗 】 >> メジャーブランド
ご参考 =>初めてロリィタ服を買うならどこがよろしいでしょうか?
第五節:周りの反応について
ゴスロリは特殊なファッションですから,ときには両親や家族に反対されたり,すれ違った人に傷つくことばをかけられてしまったり,そういうこともややもすれば少なくはないでしょう.
そのことで心が折れてしまったり,自分の好きなものを否定されたことでつらい思いを抱いたりするかもしれません.
しかし,それはこのファッションと常に背中合わせで,避けることができず,皆が通る道です.
例えそういったことがあっても,理解してくれる友達や,同じ趣味の人と接点を持つことができれば,心はだいぶ軽くなるのではないでしょうか.
つらい思いは胸に溜めすぎず,勇気を持って誰かに伝えれば,共感を得てくれたり,的確なアドバイスを下さる方も見つかることでしょう.
そういった場を提供することが,このサイトの目的の一つです.
アンケートにも同様の項目がありますので,ご参考としてください.掲示板にもこのような話題はたくさんありますよ.
ご参考 =>ゴスロリを始めた時の周囲の反応は?(友人or家族)
ご参考 =>貴方のご家族あるいは友達などはゴスロリを理解してくれていますか?
ご参考 =>好き嫌いの分かれるロリやゴス。ひかれるのはイヤ!でもお洋服は着たい!そんな葛藤に見舞われたことはありますか?
第三章:ゴスロリと「精神」について
第一節:ゴスロリに「精神」は必要か?
ゴスロリやロリータに関するサイトには,「ゴスロリを着る人はこうあるべき」といった記述が見られることもあります.
この論述もその一つといえるかもしれません.
しかしながらゴスロリはファッションの一つであるわけですから,なぜ服を着るだけなのに「精神」などと重たいことをつべこべ言われなければいけないのか,という疑問を持たれる方も多いと思います.
私個人としても,第一章で書きました通り,ゴスロリの定義は人それぞれですから,「精神」をひとくくりで述べることはできないと考えています.
しかしながら,「精神」と一言では言っても,内容はピンキリです.
私は少なくともこの「キリ」の部分は尊重していただきたいと考えており,ほとんどのサイトでの記述は,このテのものに該当すると考えます.
ここで言う「ピン」とは,例えば有名な例で言いますと,ロリータは"ロココな精神を持つ者"であるですとか,そういった類の,時代的もしくは人物的な理想値を絶対としたものや,宗教的な形而上の概念からゴシックやロリータの本質や存在の根本原理を語ろうとするものなどのことです.
こういったものは,個人的には興味はありますが,定義できない限りは結局は人それぞれですので,他人に勧めるものではありません.
一方「キリ」とは,ロリータの格好で下品な行為はすべきでないとか,正しい日本語を使うべきとか,洋服に対する正しい知識を持つべきとか,そういった内容です.
これらは極めて当たり前なことを言っているに過ぎないものが多いです.
パンクに近いようなスタイルであれば,お転婆な行為や,荒い口調などもアナーキーな態度の一部かもしれませんが,ロリータに近いスタイルとなると,服相応の態度というものがあってしかるべきです.
いくら気品のあるロリ服を纏っていても,ヤンキー染みた立ち振る舞いでは服のコンセプトが台無しです.
(もともとそういう人にロリ服は向かないということもあります.)
逆に,気品のある立ち振る舞いを美と感じ,それを追求した結果,ロリータファッションに辿り着くパターンさえあります.
そういった人にとっては「精神」は原点ですから,欠かせないものと言えるわけです.
そういったわけで,「精神」といってもいろいろあるということを念頭に置いて,下記URLをご参考にしていただきたいです.
ご参考 =>ゴシック・ゴスロリの精神を提唱するサイトや雑誌・本ついて。
ご参考 =>ゴスロリorロリィタの精神論ってどう思いますか?
ご参考 =>最近話題になっていますが、ゴシック、ロリータファッションと精神世界の関係は?
ご参考 =>こんなロリィタ・ゴスロリを見て唖然とした…という経験はありますか?
第二節:では何をすれば良いのか?
やるべきことはハッキリしています.
礼儀と節度をわきまえ,しっかり勉強をし(学校の勉強も服の勉強も),女性としての自分を磨くことです.
急に説教臭くなりましたが,それがすべての下地です.
その上で,せっかくインターネットという便利なツールがあるわけですから,自分で必要な情報を収集し,不明なことは丁寧で正しい言葉遣いで質問をすればよいのです.
それができていれば,どれだけ初歩的な質問でも,誰からも嫌に思われることはありません.
やるべきことは明確でも,それを完璧に成し遂げるのはとても難しいことですので,その完成度が高ければ高いほど他人の尊敬を集めることができるでしょう.
上記だけでは,内容が曖昧で何をしたら良いかわからないかもしれませんね.
しかし,ここまでしっかり読んでくださった方であれば,あとはご自身の力で自分を高めることができるはずです.
さっそくですが,このサイトでは,その一助となるような,論述的HP,書籍等を多数御紹介しております.
ぜひご参考としてください.
